小野のつぶやき:打つ手は?

先日、今年の出生者が2年連続で100万人を切ったことが発表されました。

我々昭和48年生まれは200万人を超えており、第2次ベビーブームだったことを差し引いても、とんでもなく子供の数が減っていることがわかると思います。

政府は女性の出生率を上げることに重きを置いているようですが、たとえ出生率が先進国の中で世界一位のフランスを抜いたとしても、人口は減り続けます。

人口が1億人を切るのは、すぐそこまで来ています(2055年との予想)。こうなると、山間地域は荒れ果て生態系は乱れ、経済規模が縮小し今より確実に貧しい国になります。

人口減少のスピードを緩めるには、積極的に移民を受け入れるしかありません。これに対して、批判の声が根強いだけに政府は舵を大きく切ることができていません。

僕の愛するラグビーが、この問題解決の参考になるのではないかと思っています。

ラグビー界は、高校や大学に多くの留学生を受け入れています。そういう選手が日本で成長し、日本代表を目指すようになり、日本国籍を取得します。ラグビー選手には、外国出身の日本国籍取得者が数多くいます。現日本代表のリーチ・マイケル選手もその一人です。

このようにまずは、スポーツや学力の高い優秀な若者から積極的に受け入れるべきだと思います。もちろん、学費や生活費は国が全額負担します。サッカーやバスケットなど競技人口が多いスポーツは、特にやるべきです。

この流れから、いずれ戦争難民を受け入れられる体制も整っていくはずです。

「日本は単一民族国家」なんて言ってる時代は、もうとっくに終わっているのです。様々な民族の文化と日本の文化が融合し、素晴らしい文化社会が構築できるはず。これを日本人が得意としてきたことを歴史が証明してくれているのだから、何の不安もないはず。