小野のつぶやき:政治を読む力

小野が政治に関心を強く持つようになったのは、高校を卒業してから。

原因は、一人暮らしを始めて、強引な新聞販売員に押し切られ、勿体ないからと隅々まで新聞を読むようになったためです。

タイミングよく55年体制が終わり、政権交代によって細川内閣が成立しました。その時僕は、「政治が変わる、日本が変わる」と胸躍らされました。しかし、当時尊敬していた予備校の先生が「細川は爺さんの近衛文麿そっくりだから、そのうち無責任に政権を投げ出すはず。小沢一郎の力が強すぎて、政権はバラバラになる。」と僕の心に冷や水を浴びせました。

少し経ったら、先生のおっしゃった通りになりました。

僕は、ますます先生を尊敬したと同時に、もっと政治に関心を持って、政治を読む力を身に付けないといけないと思いました。

 それからというもの、しっかり政治に目を向け続けました。だから、小泉内閣の限界も見えたし、民主党への政権交代も早くから予想できました。

今回の小池新党の躍進は、あそこまで勝つとは思いませんでしたが、今の勢いは長くは続かないと思います。チルドレンという名の未熟な新人議員が多く当選したこともありますが、何より小池百合子という政治家のポテンシャルに以前から疑問を感じていたからです。

彼女は、「世渡り上手」「宣伝上手」にしか見えないんですよね。

政治家に必要な「強い信念」があまり感じられない。「都民ファースト」を掲げているものの、全く具体性がなく独自の方向性がまるでない。

「未来の首相候補」なんて笑っちゃいます。

とりあえずお手並み拝見といきますかね。

小野の言った通りになったら「小野は凄い」と心の中で10回唱えてください。